障害児(学習障害児、多動症、注意欠損、自閉症)と漢方治療
障害児の漢方治療の特徴
1障害児と一口に言っても、学習障害児、多動症、注意欠損、自閉症など様々ありますが、漢方治療では障害児の疾患、病名は問いません。全体の症状および原因(東洋医学的には証という)に応じて漢方薬を使い分けます。そのため、どんな珍しい病気でも症状があれば治療できる可能性があります。
2漢方薬は向精神薬に比べれば圧倒的に副作用が少ないと思われます。例えば、漢方薬で体重の増加や薬の服用による別の精神症状の発現などはまず起こらないと思われます。
改善の可能性のある症状(現時点の経験から)
情緒不安定、自傷、多動、発作、奇声・奇妙な行動、不注意、てんかん発作、軽度の知能障害
障害児に用いる代表的な漢方薬
全般的な知能障害
腎精不足(先天的な能力欠如)・・・六味地黄丸(実際には用いる漢方薬は個々によって異なります)
情緒不安定・自傷
肝気鬱結(東洋医学的ストレス状態)・・・柴胡加竜骨牡蠣湯
多動・不注意・発作症状
藏燥(肝気鬱結の一種と考えられます)・・・甘麦大棗湯
奇声・奇妙な行動
痰濁上擾(痰が上部(脳)を犯す:奇病ということですが治療薬はあります)・・・牛黄清心元