漢方的視点からみた脳卒中(脳梗塞・脳内出血)の予後(麻痺・半身不随)の原因と治療法
オ血を取り除くことが最も重要です。そのためには活血薬を用いるわけですただし、脳内出血直後の活血薬の使用は再出血を招く危険性があるため少し時間をおいてから行うのが一般的です。それ以外に、麻痺や不随などの症状がある場合は、補気薬(元気にする)や開竅薬(意識をはっきりさせる)、キョ風湿薬(筋肉の働きを良くし、痺れを取る)などを用います。治療効果はできるだけ早く治療を開始した方が高いのです。また重要なのは再発の防止です。脳梗塞・脳内出血の方はベースに高血圧や動脈硬化、糖尿病を持っておられるため、再発される方が結構おられるのです。そのため、各種の養生法と共に再発予防の漢方薬を服用し、血圧のコントロールや動脈硬化、糖尿病の治療を行うことが重要なのです。
お血を改善するための代表的漢方薬
冠心二号・・・もともとは狭心症のために薬、主に上部によく効く
桂枝茯苓丸・・・婦人科疾患に良く使われる漢方薬、主に下部に良く効く
桂枝加苓朮附湯・・・温めて血行を良くする漢方薬
元気にするための漢方薬
補陽還五湯・・・黄耆という元気にする薬が主薬の漢方薬、良くなる確率が五分五分というところから五が処方名に入ったといわれています。
十全大補湯・・・血と気(エネルギー)を補い元気にする漢方薬
意識をはっきりさせる薬
牛黄清心元・・・韓国では精神疾患にも用いられる、意識が朦朧としたり、感覚が朦朧とする場合などに用いる
再発予防の漢方薬
黄連解毒湯・・・体が丈夫なタイプの高血圧の方
抑肝散・・・神経が過敏で高血圧の方
柴胡加竜骨牡蠣湯・・・タフだがストレスの多い生活をされている方向け
釣藤散・・・頭痛を伴う高血圧タイプの方に