薬の飲み方について
ここではよくある薬の飲み方についてのご質問およびその答えを基に話を進めます。
Q1:漢方薬を服用するので今まで病院でもらっていた薬をすべてやめていいですか?
A1:基本的にいっきに薬をやめるのはよくありません。反動で反って症状を悪化させることがよくあります。常にではないですが、薬に効き方は西洋藥に比べ漢方薬の方が緩やかで穏やかです。また考え方も異なりますし、薬の働き方も異なります。そのため症状が安定するまでは併用をお勧めすることの方が多いと思います。一部の薬で併用を勧めない場合があります。
漢方薬と病院の薬の併用を勧める代表的なもの
向精神薬
高血圧治療薬をはじめとする循環器官用藥
重症のアトピー性皮膚炎(ステロイド皮膚炎)
重症の糖尿病患者
無排卵が原因の不妊症
ある種の感染症
漢方薬と病院の薬の併用を勧めない代表的なもの
ほとんどの抗がん剤(著効が期待できる場合を除く)
軽度のアトピー性皮膚炎に対するステロイド剤
それ以外の薬などはケースバイケースがほとんどですが傾向としては重症な場合は併用して序々に減らしてゆく方が安全です。
Q2:漢方薬は安全ですか?
A2:正しい知識で正しく運用をすれば安全です。詳しくは漢方薬の副作用を参照してください
Q3:病院の薬と漢方薬を一緒に飲んでも平気ですか?
A3:ほとんどの組み合わせは大丈夫です。同時に服用して問題が出ること代表は胃腸障害です。漢方薬は一般的に胃腸に優しいものが多いですが中には胃に負担のかかるものがあります。そのような薬と、胃腸障害を起こす病院の薬を併用すると食欲の減退、胃痛、もたれなどを起こすことがあります。それ以外にももちろん問題があることもあります。病院の薬を併用されている方はご相談ください。
Q4:漢方藥を服用するのはなぜ食間(食事と食事の間)がよいのですか
A4:病院で出される多くの薬は胃腸障害を起こします。そのため食後服用が望ましいのです。一方漢方藥は当然ですが合成品ではありませんし、上記したように藥性も穏やかです。そのため吸収を良くするため食間服用が望ましいのです。
Q5:症状がよくなってきましたが、漢方薬はいつまで服用しなたほうがいいですか?
A5:これはものによって異なります。一般的には機能的疾患(組織変性していない疾患)例えば風邪のようなものは8割がたよくなって、本人の免疫力が回復していればやめても自分の力で治せます。しかし器質的疾患(組織変性している疾患)例えば動脈硬化や環境や季節の変化で再発しやすい疾患例えばアトピー等は完全に良くなるまで服用するほうが望ましいです。それも適宜指導したします。また精神疾患の様なものは逆に服用を忘れるぐらいになった方がいい場合もあります。
Q6:症状は良くなって健康維持のために漢方薬を服用する場合は一日何回飲んだ方がよいですか?
A6:基本的には一日2回以上の服用が望ましいです。例えば健康維持のため活血藥の田七人參を3g服用するなら一度に3グラム服用するのではなく、朝晩2回に分けて1.5gづつ服用したほうが良いのです。それは薬の血中濃度と関係してきます。
