| 漢方外用剤とアトピー |
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漢方の外用剤には軟膏と煎剤(入浴剤)があります。
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| 漢方の軟膏類 |
漢方にも皮膚疾患に用いられる漢方薬が数種類あります。
臨床的経験から言えば、特に成人のアトピーに関してはこれらの外用剤で良くなるケースは少ないと思います。もうひとつの特徴は匂いがきつく、つけるのが恥ずかしい、軟膏の延びが悪いなどがあります。そのため使い方は夜のみとか、安全な化粧品のクリームやワセリンなどで伸ばして使うと良いと思います。 |
| 軟膏の種類 |
| 中黄膏 |
| メーカーによって成分が異なることがあります。ウコンとオウバクの含まれているものと、黄連解毒湯加減(オウレン、オウバク、オウゴンなどを含んでいるもの)があります。効能的には後者の方が炎症に対する効果は高いと思われますが、匂いと、のびの問題、劣化が早いなどの問題があると思います。色は黄色です。 |
| タイツ膏(太乙膏) |
| 紫雲膏と中黄膏の中間的性質と考えてもらうと良いと思います。止痒効果、消炎作用と皮膚の再生、保湿を促す作用の生薬が両方含まれているものです。入っている主な生薬は当帰、勺藥、大黄、地黄、玄參などが含まれています。カレーのような独特のにおいがあります。のびも悪いです。色は濃い黄色です。 |
| 紫雲膏 |
皮膚の保湿や皮膚再生を促す効果が強い軟膏です。炎症や痒みに対しての効果は弱いです。そのため炎症が強い場合には使いません。老人のようなカサカサした状態の肌には向いています。
生薬は紫根、当帰などです。豚油、ごま油などが入っているため匂いがややきついです。色は紫色です。 |
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| 漢方の煎剤(入浴剤) |
| 漢方の煎剤(入浴剤)は漢方処方の内容の範囲であれば何でも作ることができます。そのため、その人に最も合った煎剤(入浴剤)を選ぶことが可能になります。しかしその一方でいちいち煎じなければならないため、その手間と匂いなどの問題があります。また煎液には保湿、バリアー効果はないため、煎剤(入浴剤)を塗付したあとクリームやワセリンなどで保護する必要があります。しかし煎じ藥が苦くて飲めないような乳幼児にも用いることのできる有効な方法です。 |
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