漢方Q&A
Q1:漢方薬と民間薬どう違うのですか?
A1:民間薬は多くの場合1種類の薬草を用いる場合が多く、1つの症状、例えば冷え性や尿しぶりなどに対して経験的に用います。漢方薬は普通2種類以上の生薬を配合し、証(現時点の症状や体質を総合したもの)に対して用い場合によっては1つの処方でいくつもの症状や病気が改善することを目的として用いるものという違いがあります。
Q2:漢方薬は長く飲まないと効かないのでしょうか?
A2:疾患にもよります。軽度な風邪なら服用して1時間で効くこともあります。しかし動脈硬化などの器質的疾患になっている場合は時間がかかります。それ以外に精神疾患など疾患は3ヶ月ぐらいは反応が見られず急に改善してくる場合もあります。一般的な疾患に関しては2週間ぐらいで自覚症状の軽減が見られる場合が多いと思います。しかし治癒するには経過日数に比例して時間が必要な場合が多いです。
Q3:漢方薬はどのような病気に効きますか。また効かないものはありますか?
A3:基本的にはすべての疾患に効きます。ただし効きが他の治療法に比べ遅いものがあります。代表的なものはぎっくり腰のような急性の痛みです。これは經絡治療やカイロプラクティック・オステオパシー・整体などの方が早い場合が多いです。漢方は内臓の問題から来る諸症状に関しては最も有効な手段の一つといえます。
Q4:以前漢方薬を服用したら調子が良かったのに、この間、同じ薬を服用したら逆に調子が悪くなり怖くなりました。なぜこのようなことが起こったのですか?
A4:これは漢方薬が服用された方の証に合った場合と合わなかった場合で起こることです。証とは現在の体質と症状を総合したものです。一見前と同じ症状であっても、服用する方の体質fが変化していれば証は異なります。そのため適応する薬も異なってくるのです。このような証の変化は出産前と出産後、更年期前と更年期、受験前と受験後、結婚前と結婚後などさまざまな原因で起こるのです。
Q5:漢方薬が合わない人はいますか?
A5:いません。漢方薬を飲んで悪化したとかまったく変化しない場合、それは治療家の証のとり方が誤っているか,ふさわしい薬の選択ができていないためです。もちろん上記したように時間のかかる疾患もあります。
Q6:漢方薬には副作用はないというのは本当ですか?
A6:副作用あります。しかし正しく運用できる知識があれば問題が出ることはほとんどありません。今まで新聞などに取り上げられた漢方薬の副作用問題は副作用ではなく用いる側の知識のなさによる誤用がほとんどです。
Q7:漢方薬はせんじ薬の方が散剤や丸剤より効果が高いのは本当ですか?
A7:そういう場合が多いです。特に精油セ成分が有効成分である場合はエキス化する段階でかなり精油成分が飛んでしまいます。そのためそれらは後煎といって服用する直前に入れた方が有効成分が残っているため効きが良いのです。しかし丸剤の場合はロウ丸の場合は生薬の成分が保たれている場合もあります。そのようなものは煎じが一概にいいとは言えません。