アレルギー性鼻炎(花粉症)の基本的な原因と性質の考え方

基本的な考え方
花粉症、アレルギー性鼻炎、風邪に関わらずまず基本となるのが外因と内因と七情の性質です。

外因=外邪(風邪、寒邪、熱邪、湿邪、燥邪、署邪)
外因は正に外からの影響です。季節的なものと、ウイルス、細菌などの感染症の複合した考えです。
外因は5邪ですが風邪にしろ花粉症(アレルギー性鼻炎)にしろ最も重要なのが原因が寒・熱どちらかということです。

冷え(寒邪)・・・寒さ、寒い時期に発症する風邪症候群などを含めたもの
症状の特徴・・・薄い透明な鼻水、くしゃみ、寒気、暖かい場所を好む、暖かいものを食べたい

熱(熱邪)・・・
炎症症状や熱さが原因で発症する場合
症状の特徴・・・熱い、のどが渇く、目や鼻、皮膚の痒み、黄色い鼻水、目の充血、冷たいものをとりたい

※冷えと熱の症状が両方出る場合を寒熱挟雑といい、重症の患者に多くみられます。

内因=内性五邪(内風、内寒、内熱、内湿、内燥)
内蔵の問題やストレスなどが原因となるものです。例えば老化による皮膚のかさつきは内燥の代表的なものの一つです。
内寒・・・内臓などの原因による冷え
内熱・・・内臓などの原因による炎症、熱感など

七情=(喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)
7種類の感情を指します。漢方では病気の原因には必ずこれらの感情が関係していると考えています。これらの感情は五蔵(肝、心、脾、肺、腎)を傷つける主な病因となると考えられているのです。

怒・・・肝と関係、春先は肝臓の機能が活発になるため、肝臓のトラブルを起しやすい
    =花粉症と関係
喜・・・心と関係、心は精神活動(脳)と深く関係し、機能が亢進しやすく熱を帯びやすいため内熱を発生しやすい
驚・恐・・・腎と関係、腎は生命力そのものや基礎代謝と深く関わっています。そして機能は低下しやすく、内寒を招きやすい