排卵湯とホルモン療法(中西結合医学)

排卵湯は無排卵の患者を対象とした中国でも比較的新しい処方の一つですが、この処方の使い方の特徴は病院での治療(ホルモン療法)と漢方藥を併用することを前提とすることです。このようなやり方を中西結合医学と呼んだりします。
基本的な併用方法はホルモン剤によって排卵を誘発させ、(排卵が起こっていない場合出血を目安とします)その時期に合わせ排卵湯を3日間服用してもらいます。その後7日間休薬し、またホルモン剤を使い3日間排卵湯を服用するというやり方です。このやり方を最大3ヶ月行います。これでだめな場合は半年休薬しまた同じようなサイクルの治療を行います。
単独のホルモン療法の場合半年行って効果がなければ、他の療法を考えたほうがよい場合が多いと思いますが、その理由としてこの療法は未熟な卵子を作ることと、子宮内の潤いが減るため精子がスムーズに卵子に到達できないなどがあります。
排卵湯はこのようなホルモン剤の好ましくない作用を補う作用があるのです。
その作用は大きく次のような作用です。

活血作用
子宮に潤いを持たせる
卵胞を育てる
子宮内壁を肥厚させる
生理時、子宮内膜をきれいにはがす
排卵を促す

治療法の選択についてですが、従来の治療と周期療法、排卵湯による治療またそれぞれ高度医療との併用が考えられますが、これはケースバイケースです。一番お勧めするのは一度じっくり相談に来ていただいて、その後治療の方針を立てることです。
また、最近の不妊症は女性だけでなく男性のほうにも問題がある男性不妊のケースも結構あるのです。