病院の薬と漢方薬の併用不妊治療について
不妊症の方からよく「病院での治療を受けているが漢方薬を一緒に飲んで大丈夫か?」とお問い合わせがあります。いつも大丈夫ですとお答えしています。場合によっては積極的に勧めることもあります。
例えば体外受精による妊娠を考えている方の場合は、病院での高度治療は必須になります。
今までの症例から言えることは、病院での高度治療と中国医学は対立的なものではなく、補い合うことのできるものだと言うことです。
例を挙げるなら、従来の病院治療のみを行っていたときには採卵しても戻せるだけのしっかりした成熟卵のできなかった方が漢方薬を併用し半年後には6から7個戻せるようになったとか、男性不妊の方の精子の量及び運動能が上がったということが病院の検査結果でわかり、より信頼をえるきっかけとなることがよくあります。
しかし病院の医師の中には漢方(中国医学)や漢方薬に対して認識のちがう方もおり、漢方薬を使いたいというと、あからさまにいやな顔をする方もおられます。
このような場合には必要があれば漢方薬の内容などの説明もいたしますし、ご本人が希望されることを拒否されるケースはほとんどありません。
特に高度治療においては十分な説明及び細やかなケアを行ってくれる病院、医師を選ぶことが大切だと思います。なぜならこのような治療は費用、費やす時間、精神的ストレスが多く、治療の段階で心身ともに消耗してしまうからです。
漢方治療をしてゆくうえで考えていただきたいことは、じっくり腰を据えて治療法をおこなうことです。不妊の期間が長いと、どうしても精神的に追いつめられてしまい、短期間で目移りして様々な治療法に変わっていく方が多いのです。これはどの治療法にしても言えることですが、成果が現れるには少し時間がかかります。効果が現れる前に変わってしまうと、結局どの治療も上手くいかないということになっていしまうのです。もし治療をはじめられるのなら最低6ヶ月くらいは身体の状態をみていて下さい。