汗の生理学
生理学的な汗の分類
発汗は生理学的には大きく2つに分類することが出来ます。
温熱性発汗・・・体温の上昇が刺激となって生ずる発汗、全身性である。
精神性発汗・・・精神的ストレスが刺激となって生ずる発汗、手掌、腋窩、足蹠など。
汗腺の分類と作用
汗腺には大きく分けてアポクリン腺とエクリン腺があります。
アポクリン腺・・・腋窩に多く、乳頭、外陰部、肛門にも分布する。脂肪やコレステロール鉄分を多く含み、これを微生物が繁殖して酸化させると体臭が発生する。
エクリン腺・・・全身に分布、体温調節に直接関係する。ほとんどが水なので匂いはあまりないです。
通常は6〜8割り程度しか活動していない。
汗腺の働きとその特性
多汗症・・・アポクリン腺の機能亢進(臭くはならない)
腋臭・・・エタクリン腺の機能亢進
自律神経と汗腺
汗をかくのは、自律神経のうち交感神経の働きによるもので、汗が多くなるのは、交感神経の機能が亢進しているということです。
ストレスは交感神経の機能を興奮させます。交感神経の機能亢進により、全身のエクリン腺が刺激され、汗が出る訳ですが、多汗症の人は通常なら6割〜8割の活動がさらに高まった状態と考えられます。